〜ずっと好きだよ~俺と彼女の溺愛生活
「―――――天ちゃん、お先に!」
「ん、お疲れ!」


千香子は仕事終わりに、すぐ虎徹に電話をかけた。
何コール後かに、虎徹が出た。

『千香子さん!』
「虎徹くん、体調どう?」

『少し寝て、落ち着いたよ!
熱も36,8で、俺からしたら平熱だし。
うどん食って、薬飲んだらほんと楽になった!
かなり汗もかいたからかな?
スッキリしてるし』

「そっか!
良かったぁ〜!」
『千香子さん、ありがと!』

「あ、でも!
まだ病み上がりだから、ゆっくりしてて?
あと、何か食べたいモノある?」

『うーん…
林檎食いたい!アイスも食いたいなぁー』

「フフ…甘い物ばかりね(笑)」

『あーでも!
そんな物いらねぇから、真っ直ぐ帰ってきてほしい。
早く、千香子さんに会いたい!!』

「……/////」
(どこまでも、可愛いし…//////)

『あれ?もしもし?
千香子さーん?』

「あ…うん、わかった!
買って、急いで帰るね!
ちゃんと、横になっててね!」

『はーい!』と返事をした虎徹に愛おしさを感じながら、通話を切った。

バタバタ買い物をし帰ると、いつものように虎徹はソファに座ってスマホを扱っていた。

「あー、寝てなきゃ!」

「あ!千香子さん!おかえり!」
嬉しそうに千香子に駆け寄る、虎徹。

「ただいま!
虎徹くん、寝てて?
またぶり返すよ?」

「でも、寝れないもん。
ほんと、スッキリしたしさ!」

「……ったく…(笑)
じゃあ…起きてていいけど、ゆっくりして?」

「はーい!」

「……/////」
(ほ、ほんと…可愛い奴め…/////)

「ん?千香子さん?」

「え?あ、ううん!//////
あ、そうだ!
林檎切るね!
それとも、アイス?
ゼリーやプリンも買ってきたよ?」

「んー、アイス食おうかな?」


そして――――ソファでアイスを食べながら、寛いでいる虎徹。
千香子がパタパタ動くのをジッと見ていた。

買ってきた物を整理したり、夕食の下ごしらえをしたり……とにかく千香子は、ジッとすることがない。

「ねぇ、千香子さん」

「ん?
どうした?
もしかして!きつい!?ぶり返した!?」

「ううん。
寂しい……
ここ来てよ」
ソファの隣をポンポンと叩いた。

「え?
う、うん/////」
千香子は調理中だった火を止めて、虎徹の隣に腰かけた。
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