〜ずっと好きだよ~俺と彼女の溺愛生活
片付けは一緒にして、コーヒーを淹れソファに並んで座る。

横から抱き締めてきた虎徹が、千香子の頬に啄むキスを繰り返す。
「んー、千香子さん…今日、どうしよっか?」

「ん…えーと…そうだね」

「ずーっと、くっついてようよ!」

「え?」

「なんなら、ベッドで一日過ごしても良いよ?(笑)」

「……/////」

「フフ…また、赤くなった!(笑)
可愛い〜」

「か、からかってるの?」

「フフ…少しね!(笑)
だって、可愛いんだもん!
それに、半分本気だし!」

「……/////」

「あー、可愛いー!
ねぇ、やっぱベッドで過ごそうよぉー!」
そのまま、ソファに押し倒した。

「だ、ダメ…!」

「えー、いいじゃん!
朝からスるのも良くない?」

「……/////」
(よ、良くないよ!)
顔を赤くして、ブルブル首を横に振る。

「…………フフ…わかった!
じゃあ…キスならいい?」

「う、うん…//////」
小さく頷くと、嬉しそうに笑った虎徹。
口唇や頬に、啄むキスを何度も落とした。


漸く虎徹が落ち着きを取り戻し、ランチがてら外に出ようということになった。

マンションを出て、街に向かった。

「…………つか…あちぃ…」
天気が良く、日差しが強い。 

「だね…(笑)」
千香子の日傘を虎徹が持ち、千香子は傘に入るように虎徹の腕に絡めるようにしてくっついている。

「冷たいモン食べよ?」
「うん。
あ、私くっつきすぎかな?
傘に入るようにくっついてるから、余計に暑いよね……(笑)」

「ううん!
千香子さんならいいよ?
くっついててよ!」
千香子を見下ろし、微笑む虎徹。
ゆっくり顔を近づいてきた。

「………え?」

「………」
(キスしてぇ…)

「……//////」
(え!?まさか、キス!?)

「………」
(あ…赤くなった。
……ったく…こうゆうのが、煽られんの!!) 

「虎徹く…ダメだよ…」
千香子は小さな声で、虎徹を押し返した。
 
「………」
(だからぁ!煽られんの!!) 

「…………虎徹くん?」

ここまで密着していると、引っ込みがつかなくなる。
虎徹としては、キスしないと収まりがつかない。

「ねぇ、チュッてだけさせてよ。
チュッてだけ」

虎徹は返事を待たずに、千香子の口唇にキスを落とした。
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