〜ずっと好きだよ~俺と彼女の溺愛生活
頭を冷やしたいと言われ、庭をゆっくり散歩する。

「虎徹くんって、エッチだよね……」

「は?」

「いつも、何考えてるの?」

「千香子さんONLY」

「………」

「千香子さんと離れたくねぇな。
ギュッてしてぇな。
キスしてぇな。
抱きてぇな。
…………って考えてる」 

「………」

「俺が毎回がっついてるのも、サカりのついた虎ってのもわかってる。
言われて当然だし、まぁ実際そうだし!
だって千香子さんは、ずっと好きだった女だよ?
エッチになるに決まってる!!」

「う、うん//////」

「だから付き合ってよ!
エロい俺にさ!
嫌なことはしないから」


そして夕食に向かう。
ビュッフェなので、様々な料理の並んだブースに移動する。

二人一緒に、ゆっくり見て回りながら気になる料理を入れていく。

「ん?千香子さん、全種類入れるつもり?」
「もちろん!
せっかくだからね!
その代わり、一口ずつだけど(笑)」

「………」
(やっぱ、ケチだ!(笑))

「あー!」
「な、何?」

「今、ケチって思ったよね?」

「え?別にぃー」

「怪しい…」

「フッ…!」
疑いの目で見る千香子に、虎徹はクスクス笑っていた。


「…………千香子さん、それ…食えんの?」
テーブルに置かれた、てんこ盛りの千香子の皿。
しかもそれが、五皿もある。
いくら全て一口で食べれる程の量だとしても、かなりの量だ。
虎徹がひいている。

「へ?食べれるよ?
でも、おかわりはしないだろうけど……(笑)」

「………」
(なんか、スゲェ…//////)

「フッ…!虎徹くん、引いてる(笑)」

「だ、だって……」

「ごめんね、色気なくて!(笑)」

「そんな細い身体のどこに入んの?(笑)」

虎徹の心配をよそに、千香子はぺろりと食べてしまったのだった。


「―――――うぅ…ぐるじ、いぃ…」

「………」
(だろうな…(笑))

「ちょっと休憩させてね…」

「うん」
(…………でもなんでだろ?
可愛いって思うんだよなぁー(笑)
俺、イカれてんのかな?)


漸く千香子が落ち着き、部屋に戻った二人。

「お茶飲む?」

「いらない」

「じゃあ…お酒?
確か、冷蔵庫に……」

「いらない。
わかってるだろ?
俺が“何をしたいか”」

真っ直ぐ見つめてくる、虎徹。
千香子は顔を赤くし頷いた。 


「フッ…布団も敷いてくれてるし、行こ?」
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