〜ずっと好きだよ~俺と彼女の溺愛生活
「―――――浴衣はだけてる千香子さん、綺麗…//////
それに、エロっ…!」

虎徹のキスが、落ちていく。

「虎徹くんこそ…
色っぽいよ…//////」
虎徹も浴衣がはだけて、胸元が見える。
思わず見惚れる。

「こんな表情(かお)……“俺しか”見れないんだよな?」

「え?」

「“俺だから”こんなエロくて、可愛い表情(かお)見せてくれるんだよな?」

「うん…当たり前でしょ?
虎徹くんだけ……//////」

「嬉し…/////
ヤバ…独占欲でおかしくなる……」

「虎徹くん…好き…//////」

「フフ…俺も!」

「好き…好き…好き…//////」

「可愛い…
でも、あんま煽んないで――――――」
そう言って、千香子に食いついた。


―――――――――――
―――――――……………………

ぐったりしている千香子を抱き締め、頭を優しく撫でている虎徹。

次第に千香子の目が落ちていく。

「ん…ごめ…眠い…」

「ん、寝ていいよ?
おやすみ、千香子さん……!」

「おや…す、み…なさ……」
目が落ちて、スースーと寝息が聞こえてきた。

「……………さすがに…がっつき過ぎたな…」
千香子の身体の所々に、キスマークがついていた。
自嘲気味に笑みが出た。

「………」
幸せそうな顔を見ていると、言葉にできない愛しさが込み上がってくる。


不意に、千香子の顔が険しく歪んだ。
「え?千香子さん?」

「………ん……じく…」

「…………え…」
虎徹の、頭を撫でていた手がピタリと止まった。

「お願……逝か、な…で……」

「兄貴の…夢…?」

なんで?
なんで、兄貴の夢なんか見るの?

千香子さんは、俺のなのに。

“俺を忘れないで”

兄貴があんな事言うからだ。


虎徹は、千香子を組み敷いた。

「ねぇ、千香子さん。
兄貴のことなんか忘れろよ……?
で、俺だけ好きでいてよ。
ねぇ…頼むから……
不安にさせないでよ………!」 

「兄貴は、もう…いねぇんだからさ……」

「死んだ奴に、なんで…邪魔されなきゃならねぇの……?」



返事の来ない言葉を、虎徹はひたすら千香子にぶつけていた。

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