〜ずっと好きだよ~俺と彼女の溺愛生活
「――――とりあえず、このセットってヤツをみんなで食うか!」

早速、酒と串揚げのセットを頼んだ千香子達。
飲み物が来て、乾杯した。


「んー、ビール旨っ!」
「やっぱ、夏はビールだな!」

「おっさんみたい(笑)」
千景と首東の言葉に、天胡が突っ込む。
千香子は、微笑んでいた。

「……/////」
(やっぱ、可愛いな//////)
そんな千香子に、首東は見惚れていた。

ドリンクバーを頼んだのもあり、千景、天胡、首東は、何度もおかわりをする。

千香子はまだ、三杯目だ。

「モリチカちゃん、飲まないの?」
隣に座っている首東が、顔を覗き込む。

「え?あ、これ以上は…」
千香子は、ゆっくり首を横に振った。

「酒、弱いの?」

「うーん…どうだろ?
でも普段は、一杯しか飲みません。
飲んでも二杯かな?」

「今日は、ドリンクバーだからだろ?モリチカ」

「うん!三杯飲めば、元が取れる!」

「ケチだもんな、モリチカ!(笑)」

「はい?
“節約上手”なの!!」

「フフ…
千香子。ドリンクバーなんだから付き合ってよ!」
「あ、そう…だよね!
じゃあ…ハイボールを!」 
天胡に言われ、首東に微笑んだ。

「了解!」



そして、食事が中盤に差し掛かり………

「―――――シュトってさ、彼女いんの?」
千景が言った。

「いない」

「どのくらい?」

「二年?かな?」

「へぇー、どうなの?
一人が楽って感じ?」

「あー、そうだな(笑)
二年前に別れた元カノさ、スゲェマメな奴で。
結構、苦労したんだよなぁ〜
返信しねぇと、すぐに浮気を疑うんだ」

「あー、それは面倒だな…(笑)」

「だろ?
モリチカちゃんや、天胡ちゃんは?
マメ?」

「私は、そうゆうのウザい!」
天胡が面倒くさそうに言う。

「うーん…私も、マメではないかと…」

「「いやいや、モリチカ(千香子)はマメだろ!
どう見ても!」」
千香子の言葉に、千景と天胡が突っ込んだ。

「へ?そうかな?」

「だってお前、仕事終わったらすぐにまず、虎に連絡してんじゃん!」
「休憩中だって、虎とやり取りしてるでしょ?」

「あ、まぁ…(笑)」

「マメじゃんか!」
「マメでしょ?」

「フフ…モリチカちゃん、マメだね!」

そう言って、首東が千香子の顔を覗き込んだ。

すると―――――――

「え――――」

突然、グッと強い力で引き寄せられた千香子。

「俺の女に何しようとしてんの?」

愛しい人の匂いと声が、千香子を包み込んだ。
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