〜ずっと好きだよ~俺と彼女の溺愛生活
カフェに着き、コーヒーとケーキを注文した二人。

「あ!そうだ!
虎徹くん、これ」

テーブルにある物を置いた。

「ん?鍵?」

「うん!
虎徹くんの、ね!」

“K”のイニシャルのキーホルダーのついた鍵。
千香子は同時に“C”のイニシャルがついた鍵を見せ「お揃い!」と笑った。


「あと!
色々、買いに行こうね!」

「ん?
何を?」

「ふとんとか?」

「ふとん?なんで?」

「なんでって、虎徹くんは何処に寝るの?」

「千香子さんのベッドで、千香子さんを抱き締めて寝る」

「え?」

「だから、明日ダブルベッドが来るから!
千香子さんのベッドと交換ね!
今日はちょっと窮屈だけど、千香子さんのシングルで我慢して?」

「え?え?」

「勝手なことしてごめんね。
でも別々に寝るなんて、絶対!嫌だから!!」

「う、うん…///////
どうせ、虎徹くんのふとん買う予定だったし。
それか私がふとんに寝て、虎徹くんにベッド使ってもらおうかと…
ま、まさか、一緒にとは思わなかったけど…//////」

「うん、一緒に寝ようなっ!
……………あとは何?
食器類はお揃い買ったの〜って言ってたし、他の細々したもんは、その時々で俺が買うから!」

「………」
(ほんと、賢いというか…しっかりしてる)

「あとは何?
なんか欲しいモンある?
買ってあげるよ?」

「え?いやいや、欲しいモノは自分で買います!(笑)」

「カッコつけさせてよ!
これでも俺、金なら沢山あるよ?」

「へ?」

「大学ん時からずっと、投資しててさ。
これからも、続けようと思ってっから!
生活、絶対困らせない!」

「………」
(どんだけしっかりしてるの?この子…)

「ね?
俺が、支えてあげる!」

「………」
(不安だわ…捨てられないようにしなきゃ!)

千香子は、無意識にリストバンドに触れさする。

「………」


虎徹はそれを、ジッと見つめていた。
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