〜ずっと好きだよ~俺と彼女の溺愛生活
「――――千香子さん。
俺、腕時計が欲しい!
どうせ、こっち来たら買おうと思ってたから」

「時計かぁ!
うん!OK!!」

カフェを出て、店に向かう。
リーズナブルな物から、ブランド物まで様々な時計が並んでいる。

「せっかくだから、良いヤツを買おうね!
どれがいい?」
ブランド物が並んだガラスケースを覗く。
 
「これ!」

「ん?
これ……ペア…」

「うん!
千香子さんとお揃いがいい!
ダメ?」

「……/////
良いよ/////嬉しい…/////」

顔を赤くしてはにかむと、虎徹も嬉しそうに笑った。
(ヤバッ…可愛すぎ…!!)


「―――――こちらですね!
ただいま、お包みしますので……」
「あ、つけて帰るから!」

ガラスケースから出そうとする店員に、虎徹が言った。

腕時計を受け取り、虎徹が優しく千香子の右手を掴んだ。
「つけさせて?」
そう言って、右手首に腕時計をつけた。
(左手首は、リストバンドをしてるから)

「フフ…千香子さん、手首細っ!(笑)」

「そ、そう?//////」

「ねぇ、俺にもつけてよ」

頷いた千香子が、今度は虎徹の左手首につけた。
「……/////」
(なんだか、将来を誓い合ってるみたい/////
気恥ずかしい…//////)

「ん、ありがとう!千香子さん!」

「うん!
あ…就職、おめでとう!
これから、よろしくね!」  

「あぁ!こちらこそ!」


「――――今日の夕飯は、外食ね!
良いところ予約してるの!
ちゃんと、お祝いさせてね!」

夕食まで時間があり、更にドレスコードなため一度帰ることにした二人。

自宅マンションに向かった。
オートロックを開け、マンション内へ。
 
そして………エレベーター内で、階数が点滅するのを見つめる。
「なんか、ちょっと緊張する〜」
「そう?」

「だって、千香子さんが住んでたとこに俺も住めるなんてさ…!」 
「フフ…可愛いね!虎徹くん」

「可愛いのは、千香子さん!」

そう言って、虎徹の顔が近づいてきた。

「え…ちょ…っ…」 
慌てて、押し返す。

「ダメ?チュー」

「だ、ダメ!
家まで我慢!」
「はーい…」

「……/////」
(この子、ヤバい…//////
しっかりしないと、流されそうになる…//////)

千香子は、落ち着かせるように息を吐いた。
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