〜ずっと好きだよ~俺と彼女の溺愛生活
「――――千香子さん、食べさせて?」

「……/////」
(か、か、可愛い…///////)

ショッピングモール内の弁当を購入し、自宅マンションに帰った虎徹と千香子。

虎徹は帰宅早々、千香子にべったりくっついて甘えている。


あーん!と口を開けて待つ虎徹に、千香子は胸をキュンキュンさせながらご飯を口に持っていく。

「ん!
結構、イケル!この弁当!」

「そう?」

「うん!千香子さんも、食べなよ!」
そう言って、今度は虎徹が千香子に食べさせた。

「あーん…ほんとだ!」
「だろ?」

最後まで互いに食べさせ合い、一緒に片付けた。

ソファに並んで座り、千香子がハッとしたように言った。
「あ!なんか、デザート買ってくるの忘れたね」
「あ…だね(笑)」

「コンビニにでも買いに行く?」
見上げる千香子に、虎徹は首を横に振り「いらない」と言った。

「え?でも虎徹くん、スイーツ好きでしょ?
フフ…私より甘い物好きだよね(笑)
ね?一緒に買いに行こうよ!
デートしよ?」

しかし虎徹は「俺が好きなのは、千香子さん」と呟き、顔を近づけた。

「千香子さん、キス」
頷き、千香子の口唇をなぞる。

千香子がゆっくり目を瞑った。
チュッ!とリップ音をさせて、離れた。

「千香子さん、まだしたい」
「ん…」

チュッ!チュッ!チュッ!と何度も啄む。

「んー、千香子さん!もっと!」
「……/////」

また何度も、啄むキスを交わした。
額をくっつける。

「千香子さん」
「ん…/////」

「好き」
「ん…私も…//////」

「千香子さん、千香子さん、千香子さん」
「ん?何?(笑)
何回も呼ばなくても、十分聞こえてるよ?(笑)」

「何度も呼ばないと、千香子さんどっか行きそうだし」
「えー、何処も行かないよ?(笑)」

「そんなのわからない。
千香子さん、モテるし」
「えー、モテるのは虎徹くんの方でしょ?」

「いや、千香子さん」
「ううん、虎徹くん」

「千香子さん」
「虎徹くん」

「千香子さん」
「虎徹くん」

「千香子さん」
「虎徹くん」

「………」
「………」

「フッ…!」
「フフ…!
私達、可笑しいね(笑)」

「…………ねぇ…モテてもいいし、告られてもいいから……
俺から離れないでね?」

「うん!離れない!」

口唇を寄せ言った虎徹に、千香子ははっきりとした口調で微笑み言った。


「――――千香子さん、風呂一緒入ろ〜?」
「え!?//////」

それから風呂を沸かしてきた虎徹が、千香子を包み込み甘えるように言ってきた。
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