〜ずっと好きだよ~俺と彼女の溺愛生活
「む、無理ぃ…//////」

「俺も無理ぃー」

「無理です」

「俺も無理ですよ」

「いやいや、だから!」

「うん、だから?」

「無理だって」

「俺も無理だ」

「私、譲らないよ?」

「俺も譲らないよ」

「だから、無理なの。
……………え?この言い合い、永遠に続くの?」

「うん。
千香子さんが“いいよ”って言うまで」

「………」

「………」

「………」

「………」

「恥ずかしいもん…」

「もっと恥ずかしいことしてるじゃん、俺達」

「あ…いや、その…//////」

「うん。だから、入ろ?」

「うぅ…」

「はい!行こ?」

千香子の手を握る、虎徹。
そのまま手を引いた。


手を引かれながら、千香子は何故か負けた気持ちになる。

(でも、一緒にお風呂恥ずかしい…)

「あ!!虎徹くん!」
思い出したかのように声を上げた、千香子。

「ん?」

「今日、ダメな日だ!」

「は?」

「女の子の日なの!」
(嘘だけど…!
とりあえず、恥ずかしいから阻止を……)

「嘘だよな?それ」

「…………へ?」

「つか!そんな見え透いた嘘、かっちょわりぃぞ!」

「え?え?」
(なんで、わかるのー!?)

「前回は、先週だったろ?
いくらなんでもはえーじゃん!」

「な、なぜ…それを……」

「だって千香子さん、わかりやすいもん。
言わなくてもわかる。
お腹、よくさすってたし」

「そ、そうなんだ……」
(そう言えば、エッチしよって誘われなかったな…
だからか!
てか、私って、そんなわかりやすいのー?)

「千香子さん」

「はい?」

「ムカつく…」

「へ!?」

「ムカついたから、今日は俺の好きなようにするから!」

虎徹を怒らせてしまい、風呂の中でキス責めに合い、その後も裸のままベッドに連れて行かれた。

「………今日も、キスマークつけるからね!」

「え!?だ、ダメ!
せめて、見えないところにして」

「やだ」

「ダメだよ!
前回、みんなに散々からかわれたんだから!」

「良いじゃん!
見せつけたいんだし、俺は」


結局………首に数個のキスマークをつけられ、虎徹が満足するまで抱かれたのだった。
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