〜ずっと好きだよ~俺と彼女の溺愛生活
“連絡先交換しましょ?”
と言われ、交換した千香子達。

そんな様子を、虎徹達男性が見ていた。


「何してんだ?」
行橋が言う。

「連絡先交換してんじゃないすか?」

「千香ちゃん、スゲーな!
もう、仲良くなってる(笑)」

虎徹と糸岩が順に答えた。

「ところで、今回は女の子連れて来てないんすね。糸岩さん」

「あー、千香ちゃんがいるしいいかなって!」

「ノブさん。
千香子さんを利用しないでよ」

「いやいや…そんなつもりはねぇよ?
でもさぁー、千香ちゃんがいれば華やかだろ?」

「確かに(笑)
森浦さん、可愛くて明るいもんな!」

行橋の言葉に、社員達も賛同する。

「あのさ!!
千香子さんは“俺の”なんで!!」
すると、虎徹がムッとして言い放った。

「わかってるって!」
「ほんと虎徹、ガキだなぁ〜(笑)」
「ガキだね(笑)」
社員達に笑わられる、虎徹だった。


一方の千香子達。

「―――――でも、原藤くんみたいにイケメンの彼氏だったら、気が気じゃないよね?」
社員の一人が言う。

「あ…はい(笑)
デートしてても、目を惹くので…」

「そうなんだ!」
「あ、でも確かに街ですれ違ったら、私見ちゃうかも?(笑)
“カッコいい〜”って!」
「私も(笑)」

「ですよね(笑)
虎徹くん、カッコいいので!
私の自慢です!」

「あー、ノロケですかぁ〜(笑)」

「フフ…ノロケてます(笑)」

笑いに包まれていた。

「あ!でも!
ノブくんも、とってもカッコいいですよ!」

「そうですね!」
「二人が並んでると、そりゃもう…顔面偏差値が……!!//////」

「フフ…ですね!(笑)」

「確か、糸岩さんと同級生なんですよね?」

「はい!
高校生の時の!」

「へぇ~!」

「その時から、モテモテでしたよ!」

「千香子さんは好きにならなかったんですか?」

「あー、うーん…
とってもカッコいいし、頭も良くて優しくて喧嘩も強かったですけど……」

「けど?」

「ノブくん、女好きで…(笑)
彼女がいても、平気で他の女の子とデートする人なんです……
あ!だからって、あくまでも好きなのは“恋人”なんですよ?
でも…私は、そうゆうのは…我慢出来ないので……」

「あー、確かに…(笑)
その話してたわ(笑)
俺さ、可愛い子見たらすぐ声かけちゃうんだよね〜って!」

「まぁ…そもそも、私はノブくんのタイプからかけ離れてますが(笑)
ノブくん、ツンデレ好きなので!」


そこに「千香ちゃーん!!」と糸岩の呼び声が聞こえてきた。

「へ?」

「あ、噂をすれば!(笑)」
「おっ!女好きが来た!(笑)」

糸岩が笑顔で近づいてきて、千香子達はまた笑いに包まれた。
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