〜ずっと好きだよ~俺と彼女の溺愛生活
出掛ける準備をしようということになり、先に虎徹が着替えるため部屋に向かった。

ガチャン…と閉めた虎徹。
そのまま、ズルズルと力が抜けたように座った。

「何、あれ…//////」  

千香子からの不意打ちのキスと“今日夜、いっぱい愛し合おうね”の言葉。

「なんであんな、可愛いんだよ……!?/////」

そして髪の毛をグシャグシャとかく。

そして、自身の左腕を掴み呟いた。

「………兄貴。
絶対、千香子さんを幸せにするからな……!」


千香子が準備を済ませ、リビングに戻る。
虎徹はソファに座って待っていた。

「お待たせ!」
「ん!
行こうか!」

「……/////」
(う、嘘…//////
か、かかかカッコ良すぎなんですけどー!!/////)

モデルのように背が高く、容姿も整っている虎徹。
スーツ姿と、セットした髪。

千香子は、胸を撃ち抜かれたように見惚れていた。

そして虎徹も。
「……/////」
(うわ…/////クソ可愛い…//////
ギュッてしてぇ。
キスしてぇ。
抱きてぇー!
あーもー、がっつきてぇよぉー)

可愛らしい容姿と、いつもはナチュラルだが、今日はしっかりしたメイクをしてゆるく髪を巻いている。

「虎徹くん、ほんとカッコいいね!
素敵……!」

「あ…ありがと…/////
千香子さんだって!スゲー、可愛いよ!」

「フフ…」

そしてマンションを出て、街に向かった。


あるホテルのレストラン――――――
「森浦様ですね!
お待ちしてました!こちらです!」

窓際のカップル席。

「景色、綺麗…」
「ほんとだ!」

「お飲み物をうかがってもよろしいですか?」

「あ、はい!
虎徹くん、何飲む?」 
「千香子さんに合わせるよ!
俺、こんなとこ初めてだし!」

「そっか!
実は、私も…/////
…………えーと…じゃあ…ワインを…
すみません、私よくわからなくて…
今日のお食事に合うワインはどれですか?」
従業員に注文している、千香子。

千香子から目が離せない。
虎徹は、ただジッと見惚れていた。
 

「なんか、緊張するね!(笑)」
「あぁ(笑)」

二人で微笑み合って、ワインが来て乾杯する。
カチン…と、なんだか上品な音がする。

「虎徹くん。卒業と就職、おめでとう!
あと、これからもよろしくね!」
 
「うん!
ありがとう!
こちらこそ、よろしく!」

料理もワインも美味しくて、景色や…特に千香子があまりにも綺麗で……

愛おしさが増していく。

虎徹にとって、本当に幸せな時間だった。
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