〜ずっと好きだよ~俺と彼女の溺愛生活
それから解散して虎徹に電話すると……

“駅の喫煙所にいる”
と言われた、千香子。
足早に向かった。

ガラス越しにコンコンとノックすると、ふわりと笑った虎徹。

灰皿に煙草を潰して、出てきた。
「やっと、来た!」
嬉しそうに笑う虎徹に、千香子は虎徹の手を取り指を絡めた。

「虎徹くん、好き!」

「え…!?//////」
思いがけない千香子の言葉に、顔を赤くする虎徹。

「虎徹くんは、私の自慢の彼氏だよ!」

「え?え?//////どうしたの?急に…///////
照れるじゃんか!」

「急にごめんね!意味がわからないよね?(笑)
でも、伝えたい!伝えなきゃ!って思ったの!」

「うん…!
ありがと!
俺も!
千香子さんは、俺の自慢だよ!
大好き!」


それから虎徹に手を引かれ、足早に帰宅した二人。

ソファに並んで座り、千香子の頬に触れた虎徹。
「千香子さん。
“好きにして”いいんだよね?」
意味深に言って、千香子に口唇を寄せた虎徹。
ゆっくり頷く千香子に、嬉しそうに笑って口唇を重ねた。

チュッとリップ音がして離れて……「千香子さん、もっと…」と何度もキスをせがむ。

段々キスが深くなっていき、虎徹が千香子を抱き上げた。
「ベッド、行こうね………!」
 

―――――――――
―――――………………………

愛し合って、裸のまま抱き締め合っている二人。


「―――――千香子さーん!好き、好き〜」
虎徹が千香子に、啄むキスを繰り返す。

「フフ…私も!」
千香子も微笑み、虎徹に啄むキスをする。

「フフ…フフフ…
ずーっと、キスしてられる!」
「フフ…」

しばらくじゃれ合って、喉が渇いたねって話になって、下着をはいた虎徹がシーツごと千香子を抱き上げた。

「え?
虎徹くん、自分で歩くよ?
それに、服…着たい」
虎徹の首に手を回しながらも、下ろすように言う千香子。

「え?
まだまだスるんだよ?」
虎徹はあっけらかんとして言ってきた。

「へ?」

「だって、全然!足んないもん」

「……/////」
(足りないって…//////
どんだけ、欲が強いのー)

「千香子さん、大変だね!
こんな俺に好かれて、こんな俺を好きになってしまって…!」

「……/////」

「ごめんね、千香子さん」

「………」
(うぅ…絶対、悪いと思ってないよね…これ…(笑)) 


結局この日、夜更けまで千香子は虎徹に抱かれたのだった。
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