不安の隣

別に病気でもなんでもないけど。

外に出る時は
なるべくフードを被ってイヤホンをしていたい。

電車に乗る時、不安にならないわけでもない。

視野を広くって言われても
どうしてそんなに前向きなんだろうって思ってしまう。

私は良くても、周りから見た時に
多分私は劣っている人間なのだろうなと思う。

だから、私については周りに言わないし言わないように口止めする。

昔から、周りには
優秀な子や努力家な子がたくさんいたから…

私みたいな塾に行って
やっと授業に追いつけるか追いつけないかくらいの人間は勉強する意味があるのかよくわからなかった。

学校も苦手だ。

つまらないとかそういうのじゃなくて、
どう過ごしたらいいのかよくわからなかった。
どういう意見が理解してもらえる意見なのかわからなかった。

今もよくわからない。

私は勉強が出来ないから
馬鹿なんだなって思う。

周りから見た時、私という人間はきっとそんなもん。

いや、もしかしたら、そんなもん以下かも。


こんなことを毎日ぐるぐる頭の中で考え続ける。

だからといって、私、な〜んにもできない人間なんですよって人に言えない。

言うけどさ。

たまに。

言っちゃうけど。

でも、言えないのさ。

話変わるけど、
例えば、私が「高学歴」「高収入」を手に入れたとして
多分、いや、ほぼ確実に嫌な人間になってたと思う。

今も性格が良いわけじゃないけど。

もっと酷くなってたんだろうな、とは思う。

昔から心に余裕がなかった。

登校中はずっとお腹痛いし。
学校にいる間は、どうすれば良いのかわからなかった。

明日もそれが続く。


まぁ、ずっと不安が付きまとっている状態。
これを書いてる今も実は少し不安なことがあるから
こうやって言葉を繋げている。

因みに、『学校へのひとりごと』っていうのを書いていて…

今回の作品(?)も似たようなもの。


少しだけ続きを書くと、

卒業する度に言われてたんですよ。
「頑張れよ」って。
少し、ほんの少しだけ無責任だなって泣きたくなってました。
いやいや、私、学校行きたくないって言ってましたし。

発言しなければならない場面で出来なかったことに対しても。
「勉強してたら自信を持って発言できる」って。

私はいつ間違えたら恥ずかしいって伝えてたんだろう。
全部は間違ってないけど、そんなこと言ったっけな…?と。


私なりに
誰にも言わないけど
頑張ったこともあったんですよって。

傍から見たら微々たるものですけど。
気づかないくらい些細なことですけど。

それではダメなんですよね。
私なりにではダメなんだなってつくづく思ってます。

でも、周りが気づくくらいの変化って確実に大きな成長の時で相当な努力をした時なんですよ。

それに気づいて褒められても…

努力しても、変な方向に行ってしまえば怒られますからね。


直接色々言えるくらい度胸があれば良かったなぁ、と思わなくもない…笑

どんな言葉を返されるか、ある程度想像がつくし怒られたくもないので笑って誤魔化してましたけど。


未だに忘れられません。
当時の同級生にも会いたくありません。

こういうこと言うと
怒られるんですけど

いや、こっちからしたら
深呼吸必須なくらい緊張しちゃうんだよ!!


って伝えたいしそれを理解して欲しい。

いや、もう理解しなくていいから放っといて欲しい。

いい。別にもう。
所詮、他人だもの。




心に余裕が欲しい。

そんな日常が手に入るなら
あとは要らないかな。

不安の隣には私がいて、
多分、一生、席替えしたって永遠に隣になる。


そんな不安。

愛してる。

たまに背負い投げしたくなるけど。
涙めっちゃ出させてくる時もあるけど。

不安乗り越えた時
少し成長出来た気がするから。
私が私のこと好きになってく気がするから。













でも、ジェットコースターとかは別。
なんつって。
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