あなたに愛されたい…青い空から舞う桜…
☆☆☆☆☆
朝は必ずくる
いつの間にか泣きながら寝て、ずっと沈んだままの自分でいたかったけど、朝はくる。
目を開けたくない、それでも目を閉じたまま重い体をゆっくりと。
雨の音が聞こえる、窓の外は雨。
弱い雨が降っている。
今日は何がなんでも仕事に行かなきゃ、自分で立てた企画を放り出すなんて出来ないし、社会人としてもダメだから。
こんな気持ちどうしていいか分からないけど、頑張るしかない。
雨で桜の花びらが一枚、また一枚と落ちていく、なんか切ないな。
まるで私の心のカケラのよう。
スマホはずっとチカチカと光っている、ため息をつきながら時計はスマホしかないから、イヤでも画面を見てします。
あ………、やっぱりなぁ…。
窓に写った自分の顔は情けないひどい顔。
こんな顔の誤魔化し方なんて、またため息しか出ない。
もっときちんと化粧の仕方を勉強しておくべきだったなぁ…
スマホを小さなテーブルに置き、ゆっくりと立ち上がり台所へ、スマホが鳴る。
習慣とは怖い、思わず音に反応して出てしまった。
『 お母さん… 』
耳元で懐かしい声が聞こえてくる。久しぶりの優しく明るい声。
ほっとするような、なんだろう、心が少しだけ元気になってくる気分。
「 ……、 忙しいとは思うけど、お父さんが海外へ出張なの明日一緒に食事をしましょう。お願い、たまには顔をみせて。」
会えないといえば悲しむだろう…時間と場所を聞きスマホを切った。
なんでだろう、会いたくないと理由を探していたのに、実際声を聞いたら会いたくなってきた。
母の声は魔法みたい。
考ちゃんにも…
朝は必ずくる
いつの間にか泣きながら寝て、ずっと沈んだままの自分でいたかったけど、朝はくる。
目を開けたくない、それでも目を閉じたまま重い体をゆっくりと。
雨の音が聞こえる、窓の外は雨。
弱い雨が降っている。
今日は何がなんでも仕事に行かなきゃ、自分で立てた企画を放り出すなんて出来ないし、社会人としてもダメだから。
こんな気持ちどうしていいか分からないけど、頑張るしかない。
雨で桜の花びらが一枚、また一枚と落ちていく、なんか切ないな。
まるで私の心のカケラのよう。
スマホはずっとチカチカと光っている、ため息をつきながら時計はスマホしかないから、イヤでも画面を見てします。
あ………、やっぱりなぁ…。
窓に写った自分の顔は情けないひどい顔。
こんな顔の誤魔化し方なんて、またため息しか出ない。
もっときちんと化粧の仕方を勉強しておくべきだったなぁ…
スマホを小さなテーブルに置き、ゆっくりと立ち上がり台所へ、スマホが鳴る。
習慣とは怖い、思わず音に反応して出てしまった。
『 お母さん… 』
耳元で懐かしい声が聞こえてくる。久しぶりの優しく明るい声。
ほっとするような、なんだろう、心が少しだけ元気になってくる気分。
「 ……、 忙しいとは思うけど、お父さんが海外へ出張なの明日一緒に食事をしましょう。お願い、たまには顔をみせて。」
会えないといえば悲しむだろう…時間と場所を聞きスマホを切った。
なんでだろう、会いたくないと理由を探していたのに、実際声を聞いたら会いたくなってきた。
母の声は魔法みたい。
考ちゃんにも…