あなたに愛されたい…青い空から舞う桜…
ベッド脇の間接照明が冷たく感じる、可笑しいの前回は暖かく感じたのに。

私の右手を大きな手が包む、私が数回瞬きを繰り繰り返し考ちゃんと目が会った。

心配してくれていたのか、直ぐに医者の顔になり私の脈を確認しほっとしたような顔。

少しの沈黙の後、考ちゃんが…

『 親父の決めた事だか、秘書も結婚も白紙にするつもりは無い 』

私の気持ちは??今までの私の…

就職先なんてあの頃はどこでもよかった。とりあえずどこでも、そんな気持ちだったから中々就職先が決まらず、もうあとがない、やっと決まった今の会社。


仕事の楽しさを見つけるのは大変だったけど、今は違う!!

責任をもってやっている。

それは考ちゃんも同じだろう。

辞めたくない、色んな事を積み重ねてきた私の居場所でも…

逃げられない、今度こそ…自分の気持ちからも…

「 時間を下さい、私にも責任ある仕事です、そらからもう一つ碧さんは? 」


考ちゃんの頬が微かにピクリと動く。

すっと立ち上がり、『 桜には関係ないことだ、今夜はここでゆっくり休め病院へ行ってくる 』

私には関係ない…か…

父親が決めたことには逆らえない?だから心は本命。

私は紙の上だけの関係。少し前までは兄と妹の、法律なんて細かいことなんて知らない。

今度は夫婦、形だけの…強い雨が私を打ち付ける。

ただ好きになってしまっただけなのに。

雨は激しく、冷たく…流れて行く‥


 
 
 



< 22 / 34 >

この作品をシェア

pagetop