偶像〜アイコニック〜5 count virgin
訪れ
ここは、どこだろう
いつの間にか、懲罰房に入れられている


もうチャンスは無いのかも知れない

生きてゆく、為の


気付いたら、看守がニヤニヤしながら言った

「今度、巡視船が来るらしいぞ」

「!」

「うまく行きゃ、この国から逃げられる。そうじゃなきゃ」

と言って、看守は
自分の首元を、えいっと切るような動作をした。



チャンスが欲しい…

「いつ来るの?」

「急な話だ。明日」

私は思わず、体を売ってしまった。
巡視船へ取り次いでくれるという

「早朝だから寝ない方がいい。ここの食事が運ばれて来てもうまく誤魔化せ。眠り薬が入っているからな。グッドラック」

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