次は嘘がなくても、一緒に帰るから
「青野くん」

私は自分の鞄から、折り畳み傘を取り出して青野くんに見せた。


「お互い嘘はここまでにしよっか」


さぁ、あとは勇気を出すだけ。



「青野くん、大好きです」



青野くんは少しだけこの状況を知って、クスッと笑った。



「俺も依田が好き。大好き」



桜の花びらが舞う。

きっと、これからもっと楽しい日々が始まる。



fin.
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