平和主義な情報屋
何かこっちに向かってくるんですけど…。

あ、周りの席空いてんじゃん。

席がここなのかな?


『あいつら、席が俺たちの周りなんだって』

『心よんだの?』

『うん』


蒼が念話で教えてくれた。

へぇ、予想あってたんだ。

そう思いながら興味がないので顔をそむけると、五人組が私たちに気が付いた。


「おい!お前たち誰だ?!」

「落ち着いて…!」

「あっ、ほんとだ~!君たちは誰~?」

「転校生ですか?」

「…」

「白月 蒼衣です」

「白月 紫乃です」
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