身代わり少女は、闇夜の帝王の愛に溺れる。
「じゃあ、日和。次の場所に行こうか」



「えっ? まだあるんですか? ってか、この服の代金って……」



「大丈夫。もうとっくに払ってるから。それより急いで。この後すぐに美容室で、日和のメイクとヘアセットの予約を入れているんだよ」



は……、はぁっ?



まだあるの⁉



「まさかその料金も、一葉さん持ちですよね……?」



「そうだけど」



ですよね~……。って、まあわかってたことなんだけどさ。



< 120 / 255 >

この作品をシェア

pagetop