身代わり少女は、闇夜の帝王の愛に溺れる。
思っていた以上にこの立場は想像を絶するほど過酷だった。



集会や会議など、何かと如月の彼女として表に駆り出されては、彼の隣で常にニコニコ笑っていないといけない。



解放された後は、総長室に隠れているノアに『ちょっといい?』って呼び出されて、



『如月に近寄り過ぎ!』



『如月に色目使うな!』



などと、難癖をつけられて暴力を奮われても我慢しないといけない。



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