身代わり少女は、闇夜の帝王の愛に溺れる。
第15夜
「あの、一葉さん」
屋敷の外に出た後、私は顔を上げて一葉さんに声をかけた。
「ん?」
「何でノアが如月の彼女だって知ってたんですか?」
さっきからずっと気になってたんだ。
『私が如月の彼女の身代わりだった』とは言ったけど、『本命彼女はノア』だということを、一葉さんに教えた覚えはまったくない。
屋敷の外に出た後、私は顔を上げて一葉さんに声をかけた。
「ん?」
「何でノアが如月の彼女だって知ってたんですか?」
さっきからずっと気になってたんだ。
『私が如月の彼女の身代わりだった』とは言ったけど、『本命彼女はノア』だということを、一葉さんに教えた覚えはまったくない。