身代わり少女は、闇夜の帝王の愛に溺れる。
「あの、すみません……。目のやり場に困るというか、見苦しいのはわかってるんですけど、どうしてもこれのサイズが合わなくて……」



言い訳しながら綺麗にたたんだハーフパンツを差し出すものの、一葉さんはこっちを見ない。



顔を伏せるどころか両手でおおい隠して、「はー……」と長いため息をついているものだから、よっぽど嫌だったんだろう。



そう考えたら、ショックでメンタルがゴリゴリに削れてきた……。


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