身代わり少女は、闇夜の帝王の愛に溺れる。
「何してんの……?」



この部屋に、聞き覚えのない声が聞こえた。



私のでも眼鏡男子のでもない。



明らかに動揺したその声が聞こえた方に顔を向けようとしたその時。



さっきまでここにいなかったはずの、別のイケメン男子が、私から眼鏡男子をぐんと引きはがしていた。



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