身代わり少女は、闇夜の帝王の愛に溺れる。
どう思うって……。



とりあえず、『如月とは過去に関係があったんですか?』って聞いてみたい気はするけど……、止めておこう。



もしかしたら、如月の話は一葉さんにとっては地雷かもしれない。



余計なことを口にして、恨まれでもしたら後の祭りだ。



「別に、特に何も……」



余計なことを口にして、恨まれでもしたら後の祭りだ。



「別に、特に何も……」



一葉さんからサッと目をそらして、気にしてないフリをするものの。



「本当に? じゃあ、僕が本当に闇夜の帝王と呼ばれているのか、そうじゃないのかは気にならない?」



「それはちょっとだけ気になります」



「そこは即答するんだだね」



一葉さんはクスッと笑いはしたけど答えてくれた。



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