身代わり少女は、闇夜の帝王の愛に溺れる。
「他のクラスにいるんだよねー……。ただの憧れとか、推してるだけならいいんだけど……」



「それとはまた違う感じ?」



「そう! 一葉さんのことが好き過ぎるあまり暴走するような子たちでさ。一葉さんとしゃべったって噂のある女子をいじめたり、呼び出して暴言を吐いたりするの」


「いじめ?」



「そう! 去年はそれで一度、学年集会が開かれたこともあったんだから!」



「うっわ、それはよっぽどすぎる……」



「でしょ? 特に日和は昨日のこともあって、そういう子たちに目をつけられている可能性が高いからさ。くれぐれも気を付けなよ」



「わ、わかったよ……」

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