りんご
1...
華の高校生
「千里子〜!いい加減起きなさい!遅刻するよ!?入学式遅れても知らないよ!」
「ん〜。わかってるっ!今起きるよっ!」
母、より子は何かと口うるさいのだ。
あたしは、布団の中から時計をみた。
「やばいっ!リアルに間に合わなくなるっ!」
あたしは猛ダッシュで、階段を駆け下り洗面台へ向かった。
顔を洗い目が覚めた。
「今日から、華の女子高生かっ♪」
そう。私、桜井千里子は今日から華の高校生っ!
白馬に乗った王子様との運命的な出逢いを夢見ているのですっ☆