りんご
「ああ、うん。そおだけど、、、」
彼はきょとんとしていた。
まずいと思って話を考えた。
「あ、塩谷くんもう帰るの??」
これがあたしの精一杯だった。
彼は、ちょっと慣れてくれたのかニコっとして返してくれた。
「いやあ、これから部活っ!!靴取り来たの。」
あたしは、その笑顔に、完全にノックアウトされてしまったのだった、、、。
顔が真っ赤になっていくのが、自分でもわかった。
「そっ、そうなんだ!頑張ってね!!」
「うん。ありがとう!」
「ぢ、ぢゃあね!」
「おう、ぢゃあね〜」
彼は部室へと向かっていった。