りんご
つっちーが重い口を開いた。
「でもね?千里子…?塩谷君ってどこか、女に冷たいときあるしない?」
確かに、メールは絵文字少ないし質素だし。絵文字少ない人はあんま知り合いにいなかったから、はじめはすごく心配した。
「ああ〜、絵文字が少ないとか、そういうこと?」
「ううん。なんて言うか壁を作ってるって言うか、、、たぶん、今はアタックしても無理だと思うよ?」
なんで?なんでなんだろう。胸騒ぎがした。
「つっちー…。なんでなん?」
つっちーはこう続けた。