彼は推しと瓜二つ
1.推しと瓜二つ?!
◯スーパーにある従業員の休憩室内
杉山 音(すぎやま おと)は名残惜しそうにスマホの画面を消し、耳にはめていたワイヤレスイヤホンを取り、ケースにしまう。
スマホとイヤホンケースをロッカー内のトートバッグにしまった。
休憩室内の壁掛け時計をチラッと見て、ため息をつく
音「goalのライブ配信まだ始まったばかりなのに…もう休憩時間終わりか…」
音(私が好きなアイドルグループのgoal(ゴール)は、たった今SNSでライブ配信を始めた所だった。)
音「MITSUKIくん……今日のビジュも最高だった…!」
先ほどのライブ配信の映像を思い出し、口元がほころぶのを堪える
音(MITSUKIは私の推しメンだ。
あまり口数は多くないけど、いつも微笑んでいて、彼がいるだけでその場が和む存在だった。
歳は私の1つ下の24歳で、アイドルとしては若い方じゃ無いけれど、可愛い癒しキャラ担当として世間でも確立している。
センターでは無くても、普段のにこやかな雰囲気と、ステージに立った時の真剣でクールな眼差しのギャップに多くのファンはやられてしまう。
もちろん、パフォーマンス中以外は持ち前の癒しキャラで、ファンサも欠かさない。)
音は休憩室内にある姿見の前に立ち、手首にはめていたゴムでミディアムボブの髪を後ろでひとまとめにし、お店のエプロンを着けて、気持ちを切り替えるようにゆっくりと休憩室の外に出た。
杉山 音(すぎやま おと)は名残惜しそうにスマホの画面を消し、耳にはめていたワイヤレスイヤホンを取り、ケースにしまう。
スマホとイヤホンケースをロッカー内のトートバッグにしまった。
休憩室内の壁掛け時計をチラッと見て、ため息をつく
音「goalのライブ配信まだ始まったばかりなのに…もう休憩時間終わりか…」
音(私が好きなアイドルグループのgoal(ゴール)は、たった今SNSでライブ配信を始めた所だった。)
音「MITSUKIくん……今日のビジュも最高だった…!」
先ほどのライブ配信の映像を思い出し、口元がほころぶのを堪える
音(MITSUKIは私の推しメンだ。
あまり口数は多くないけど、いつも微笑んでいて、彼がいるだけでその場が和む存在だった。
歳は私の1つ下の24歳で、アイドルとしては若い方じゃ無いけれど、可愛い癒しキャラ担当として世間でも確立している。
センターでは無くても、普段のにこやかな雰囲気と、ステージに立った時の真剣でクールな眼差しのギャップに多くのファンはやられてしまう。
もちろん、パフォーマンス中以外は持ち前の癒しキャラで、ファンサも欠かさない。)
音は休憩室内にある姿見の前に立ち、手首にはめていたゴムでミディアムボブの髪を後ろでひとまとめにし、お店のエプロンを着けて、気持ちを切り替えるようにゆっくりと休憩室の外に出た。
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