彼は推しと瓜二つ
尾形「それで杉山さんは誰担なんですか?!!」

音「え……えっと、その…………MITSUKIくん………」

気まずい空気が一瞬流れる

尾形「すみません、何か失礼な事言っちゃいましたね、私……」

音「いや、いいの、いいの!
人それぞれ感じ方は違うんだし、私は仕事もあって現場にそんなに行けてるわけじゃないし……」

尾形「確かにスーパーの店員さんだと土日関係ないですもんね…。私は追っかけのためにも、暦通りの休みで有給もしっかり使える会社に就職したいなーって思ってますが。」

音(この子……悪気は無いんだろうけど、若さゆえか……)

音「……がんばってね。」
音は笑顔を取り繕った。


尾形「とりあえずまた後でgoalトークしたいです!!
憧れの杉山さんとgoalの話し出来るなんて最高すぎます!」

音は適当に相槌を打つが、尾形の言っていた言葉が引っかかっている

音(…安定性……ギャップ………)

音(あの人とMITSUKI君の事は確証も無いし、私の考えすぎかもしれない……。
今はただ、MITSUKIの1ファンとして素直に応援して、あの人はお客の1人として接するのみ…。)
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