彼は推しと瓜二つ
◯自宅マンション
雅之は光之の部屋のドアの前で立って深刻な表情をしている

雅之《家に帰ってから光之に色々と話をしようと思ったけど、光之はスーパーに行ってパニック症状が出てしまった事、その時に店員の杉山さんに対して失言があった事を悔いて部屋にこもってしまい、それどころでは無かった。

いつも俺の軽はずみな言葉が、光之を苦しめている。
光之に気を遣わせたくなくて陽気に振る舞っていようと思っても、それが空回ってしまう。



ーそして今回もまた、俺は失態を犯して、それを今から打ち明けなければならない…


◯回想シーンが終わり、現在に戻る
　
雅之は部屋のドアに手をかけたまま立ち止まる

雅之「…もう行くしか無いな………正直にちゃんと………」

深呼吸をしてからドアを開ける


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