幼なじみって、言わないで!
「……昨日の、嫌だった?」
見てた分には、絶対そんな素振りはなかったけど、逃げるように帰られたし、本当は嫌だったのかも。
聞いてみた。
「っ」
ぼ、としょうは顔を赤くする。
……うーん。
「……………………………………」
長い沈黙。
しょうは、その後に、静かに首を、横に振った。
ほっとする。
「…よかった」
「……ゆうは?」
「ん?」
「……ゆうは、俺と…きす、して、嫌じゃなかった、?」
しょうは、震える声でそう聞いてきた。
私は驚きのあまり目をひん剥いて答える。
「全く。むしろ幸福を感じたよ」
「……なら、よかった」
しょうはほっとしてるみたいで、またヨーグルトを一口ぱくりと食べる。
ばかだな、私はしょうとして嫌なことなんて無いのに。