幼なじみって、言わないで!
すれ違いの続き
*****
「祐奈ー。おーい」
「ねー、祐奈がいなきゃつまんないよー」
「祐奈、めずらしー」
「何?推し死んだ?」
翌日、練習中。
みんなからかけられる声が、あまりよく聞こえなかった。
昨日、家に帰って。
一言も、話さなかった。
キスも、してない。
「ちょっと休憩させてくるわー」
「あー、真希よろー」
「ねー、帰りがけジュース買ってきてよー」
「あほ、自分でいってこい」
真希に引っ張られるままに、校舎裏へ行った。
日陰で、涼しい。
真希はどっか行って、すぐ戻ってきた。
手に持ったジュースを、私の頬に当てる。
「で?どんな喧嘩なわけ」
「……」
「翔大くん、ちょー死にそうな顔してんじゃん。あんたらわかりやすすぎなんだよねー」
「祐奈ー。おーい」
「ねー、祐奈がいなきゃつまんないよー」
「祐奈、めずらしー」
「何?推し死んだ?」
翌日、練習中。
みんなからかけられる声が、あまりよく聞こえなかった。
昨日、家に帰って。
一言も、話さなかった。
キスも、してない。
「ちょっと休憩させてくるわー」
「あー、真希よろー」
「ねー、帰りがけジュース買ってきてよー」
「あほ、自分でいってこい」
真希に引っ張られるままに、校舎裏へ行った。
日陰で、涼しい。
真希はどっか行って、すぐ戻ってきた。
手に持ったジュースを、私の頬に当てる。
「で?どんな喧嘩なわけ」
「……」
「翔大くん、ちょー死にそうな顔してんじゃん。あんたらわかりやすすぎなんだよねー」