【続】ハーフ☆ブラザー 突然出てきた弟に溺愛されてます!
傍からみれば滑稽に思えるほど盲目的な想いを、大地は私に向けてくれている。
だからこそ私も、バカみたいに大地を想うしかなくなるんだろう。
「あんたが……『大地』が『大地』で、本当に良かったわ。いまほど、そう思えたことない……」
泣きそうになりながら微笑むと、大地はつかんだ私の指先にキスをした。
「まいさんにそう言ってもらえるのなら、こんな事態になったことも、まんざら悪いことじゃないね。
じゃあ……今度の診療日、榊原先生に僕からお願いするよ───僕達ふたりの、融合を」
私はうなずいた。
……後悔はないのに、ほんの少し寂しい気持ちが、胸を駆け抜けていく。
そんな気持ちが顔にでてしまったのか、大地は私を安心させるように笑ってみせた。
「大丈夫だよ。僕は……『どんな僕』でも、まいさんが大好きで……それだけは絶対に、変わらないから」
「……うん。それだけは、信じてる」
信じたい、という気持ちで相づちをうった私に、大地がふうっと息をついた。
「……反則だよ、まいさん」
何が、と言いかけた私の唇を、大地の唇がふさいだ。
「……頑張って自制してたけど、もう、限界だよ」
唇を離した大地は、言って私を押し倒した。
いとおしげに目を細め、私の髪を指で梳く。
「信じてる、だなんて。まいさん、可愛いすぎるよ……」
だからこそ私も、バカみたいに大地を想うしかなくなるんだろう。
「あんたが……『大地』が『大地』で、本当に良かったわ。いまほど、そう思えたことない……」
泣きそうになりながら微笑むと、大地はつかんだ私の指先にキスをした。
「まいさんにそう言ってもらえるのなら、こんな事態になったことも、まんざら悪いことじゃないね。
じゃあ……今度の診療日、榊原先生に僕からお願いするよ───僕達ふたりの、融合を」
私はうなずいた。
……後悔はないのに、ほんの少し寂しい気持ちが、胸を駆け抜けていく。
そんな気持ちが顔にでてしまったのか、大地は私を安心させるように笑ってみせた。
「大丈夫だよ。僕は……『どんな僕』でも、まいさんが大好きで……それだけは絶対に、変わらないから」
「……うん。それだけは、信じてる」
信じたい、という気持ちで相づちをうった私に、大地がふうっと息をついた。
「……反則だよ、まいさん」
何が、と言いかけた私の唇を、大地の唇がふさいだ。
「……頑張って自制してたけど、もう、限界だよ」
唇を離した大地は、言って私を押し倒した。
いとおしげに目を細め、私の髪を指で梳く。
「信じてる、だなんて。まいさん、可愛いすぎるよ……」