【続】ハーフ☆ブラザー 突然出てきた弟に溺愛されてます!
……まぁ確かに、トオルくんの言動は、素面とは思えないことあるけど……って。
いやいや、そういうことじゃないでしょ、私!
そもそも大地の快気祝いだったはずなのに、肝心の大地そっちのけで男二人が意気投合して、飲み会始めちゃったのが間違いでしょう……どう考えても。
「舞美。トオルくんが安心して呑めるように、布団を用意してあげてくれ」
「あ、オネーサン、オレは大地のベッドで寝ますから、気遣い無用で」
「……僕に気を遣う気は、さらさらないわけね」
ぼそっと告げられた大地の厭味に、父さんが驚いたように目を丸くする。
「おや。大地くんも、そんなことを言うんだな」
「言いますよ、オトーサン! こいつオレに対しては常にこんな感じっスよ?
つか、大地。お前ってヤツは、なんで解らないのかね、オレ様のやっさしーいココロ遣いが!」
「───は? なに言ってんの?
いっつも、そのわけ解らない透さん流の『ココロ遣い』とやらに、迷惑かけられてる僕の身にも、なって欲しいよ」
父さんの手前、トオルくんに対する態度に遠慮があった大地も、一度本性を見せてしまったせいか本来のトオルくんへの対応に切り替えたようだった。
「ばっか、お前なぁ、よく聞けよ?
オレがお前のベッド占領してれば、その名目でもって、どぉーどぉーと、オネーサンの部屋行って、子作りにハゲめるだろぉー?」
「ちょっ……透さん! お父さんの前で、そういう下品なこと───」
いやいや、そういうことじゃないでしょ、私!
そもそも大地の快気祝いだったはずなのに、肝心の大地そっちのけで男二人が意気投合して、飲み会始めちゃったのが間違いでしょう……どう考えても。
「舞美。トオルくんが安心して呑めるように、布団を用意してあげてくれ」
「あ、オネーサン、オレは大地のベッドで寝ますから、気遣い無用で」
「……僕に気を遣う気は、さらさらないわけね」
ぼそっと告げられた大地の厭味に、父さんが驚いたように目を丸くする。
「おや。大地くんも、そんなことを言うんだな」
「言いますよ、オトーサン! こいつオレに対しては常にこんな感じっスよ?
つか、大地。お前ってヤツは、なんで解らないのかね、オレ様のやっさしーいココロ遣いが!」
「───は? なに言ってんの?
いっつも、そのわけ解らない透さん流の『ココロ遣い』とやらに、迷惑かけられてる僕の身にも、なって欲しいよ」
父さんの手前、トオルくんに対する態度に遠慮があった大地も、一度本性を見せてしまったせいか本来のトオルくんへの対応に切り替えたようだった。
「ばっか、お前なぁ、よく聞けよ?
オレがお前のベッド占領してれば、その名目でもって、どぉーどぉーと、オネーサンの部屋行って、子作りにハゲめるだろぉー?」
「ちょっ……透さん! お父さんの前で、そういう下品なこと───」