【続】ハーフ☆ブラザー 突然出てきた弟に溺愛されてます!
「……姉弟でエッチすること万々歳だったあんたが言うなんて、ものすごく矛盾を感じるんですけど?」
あきれ半分で言い返してやる。
それとこれとは別だよ、と、生意気にも反論が返ってきた。
「近親姦は単なる秘めごとで、倫理や性的指向の問題でしょ?
だけどデキ婚は、将来設計ができてない二人の結果論な気がして……僕は、嫌なんだよ」
「───……意味不明なんですけど……」
相変わらずの大地ルールに、あきれてグッタリと大地に寄りかかる。
くすっと笑って、大地が身体を入れ替えた。
そのまま、ソファーに押し倒される。
「……別に、あせって『先』を急がなくたって、僕はまだ、まいさんと『二人だけ』の生活を、楽しみたいんだけどな……?」
含むような物言いと、私の唇をなぞる大地の親指がいやらしい。
逆らえない自分の本能を受け入れた瞬間、わざとらしい咳払いが聞こえた。
「───あー、その、邪魔するつもりはないんだが……。
そそそそういうことは、ふたりの部屋に行って、してもらえないか?」
リビングの入り口に、あらぬ方向を見て、アルコールが入っただけとは思えない赤い顔をした父さんがいた。
───っ……ぎゃーっ!
また父さんに見られてたーっ!!
思わず大地の影に隠れて心のなかで大絶叫の私とは違い、大地はいたって冷静に父さんを振り返った。
あきれ半分で言い返してやる。
それとこれとは別だよ、と、生意気にも反論が返ってきた。
「近親姦は単なる秘めごとで、倫理や性的指向の問題でしょ?
だけどデキ婚は、将来設計ができてない二人の結果論な気がして……僕は、嫌なんだよ」
「───……意味不明なんですけど……」
相変わらずの大地ルールに、あきれてグッタリと大地に寄りかかる。
くすっと笑って、大地が身体を入れ替えた。
そのまま、ソファーに押し倒される。
「……別に、あせって『先』を急がなくたって、僕はまだ、まいさんと『二人だけ』の生活を、楽しみたいんだけどな……?」
含むような物言いと、私の唇をなぞる大地の親指がいやらしい。
逆らえない自分の本能を受け入れた瞬間、わざとらしい咳払いが聞こえた。
「───あー、その、邪魔するつもりはないんだが……。
そそそそういうことは、ふたりの部屋に行って、してもらえないか?」
リビングの入り口に、あらぬ方向を見て、アルコールが入っただけとは思えない赤い顔をした父さんがいた。
───っ……ぎゃーっ!
また父さんに見られてたーっ!!
思わず大地の影に隠れて心のなかで大絶叫の私とは違い、大地はいたって冷静に父さんを振り返った。