【続】ハーフ☆ブラザー 突然出てきた弟に溺愛されてます!
「……透さん、悪い人じゃないけど下品ていうか……思ったことをそのまま言う人だから……。
まいさん、嫌がるんじゃないかって、思ってた」
言葉を選びながら話している大地に、私は噴きだした。
「悪いけど、私も思ったこと、すぐに口にだしちゃう人間だよ?」
「うん……。
でも、まいさんは礼儀知らずってわけじゃないよね。相手のこと、ちゃんと気遣える人だし。
だけど透さんは、自分が相手にどう思われようが、お構い無しの人だから……」
心底困ったような溜息をつく大地の頬を、親指でなだめるように撫でてやる。
「───自分が大好きで、大切に想ってる人が、他人から良く思われないのは、つらいものね?」
私の言葉に、大地はわずかに目を見開く。
それから、強がりを手放した、いつものやわらかな微笑みを見せた。
「……本当に……まいさんには、かなわないなぁ……」
───そうして、自分の気持ちに素直になった大地は、大好きな『お兄ちゃん』の話を、明け方近くまで私にしてくれた。
まいさん、嫌がるんじゃないかって、思ってた」
言葉を選びながら話している大地に、私は噴きだした。
「悪いけど、私も思ったこと、すぐに口にだしちゃう人間だよ?」
「うん……。
でも、まいさんは礼儀知らずってわけじゃないよね。相手のこと、ちゃんと気遣える人だし。
だけど透さんは、自分が相手にどう思われようが、お構い無しの人だから……」
心底困ったような溜息をつく大地の頬を、親指でなだめるように撫でてやる。
「───自分が大好きで、大切に想ってる人が、他人から良く思われないのは、つらいものね?」
私の言葉に、大地はわずかに目を見開く。
それから、強がりを手放した、いつものやわらかな微笑みを見せた。
「……本当に……まいさんには、かなわないなぁ……」
───そうして、自分の気持ちに素直になった大地は、大好きな『お兄ちゃん』の話を、明け方近くまで私にしてくれた。