【続】ハーフ☆ブラザー 突然出てきた弟に溺愛されてます!
足早に横を通り過ぎた従業員達が、数メートル先で、
「今の、見た?」
「こんなトコでイチャつくなって感じだよね~」
などと、聞こえよがしに言っている。
……あぁ、また人前で抱き合って、チューしてもうたっ……!
「───……僕は何度でも、まいさんに言うって約束、したよね?」
軽い自己嫌悪に陥る私の頬に、大地のやわらかな声が、吐息と共にかすめていく。
「この想いと情熱の行く手には、あなたしかいないんだって。
……まいさんが、どれだけ僕の気持ちを疑っても、僕は何度でも繰り返し、あなたを想う心を伝え続けるから。
前にも言ったけど、それこそ、まいさんが飽きるほどにね。
覚悟はいい? まいさん」
いたずらっぽく片目をつむる大地に、私は泣き笑いになりそうな自分を懸命に繕って、微笑んでみせた。
「何度でも、飽きるほど、聞かせて。……私も、何度でも、伝えるから」
私のなかで、どれだけ大地の存在が大きいかを───。
「今の、見た?」
「こんなトコでイチャつくなって感じだよね~」
などと、聞こえよがしに言っている。
……あぁ、また人前で抱き合って、チューしてもうたっ……!
「───……僕は何度でも、まいさんに言うって約束、したよね?」
軽い自己嫌悪に陥る私の頬に、大地のやわらかな声が、吐息と共にかすめていく。
「この想いと情熱の行く手には、あなたしかいないんだって。
……まいさんが、どれだけ僕の気持ちを疑っても、僕は何度でも繰り返し、あなたを想う心を伝え続けるから。
前にも言ったけど、それこそ、まいさんが飽きるほどにね。
覚悟はいい? まいさん」
いたずらっぽく片目をつむる大地に、私は泣き笑いになりそうな自分を懸命に繕って、微笑んでみせた。
「何度でも、飽きるほど、聞かせて。……私も、何度でも、伝えるから」
私のなかで、どれだけ大地の存在が大きいかを───。