伝えられない思い、伝えたい気持ち。
 梶先生の挨拶が終わると私はすぐ、斜め後ろの席の美樹を見た。

 美樹の顔は朝見たときと全く別人のような顔つきだったので、それを見て私は梶先生が美樹のタイプじゃないことが分かった。

 私は梶先生に、絶対自分から関わりたくないと思ったが、もし美樹がタイプだったら毎日梶先生に会いに行くのに、付き合わされそうだったから美樹のタイプじゃなくて安心した。
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