伝えられない思い、伝えたい気持ち。
6.会えない日々
 日にちが経つにつれて、少しずつ他の生徒とも打ち解けたのか、梶先生はいつも生徒に囲まれていた。


 それをみて、私も何だか嬉しい気持ちになったが、同じ位寂しい気持ちにもなった。


 特に先生が、女の子に囲まれているときは、尚更寂しく感じた…。


 「梶先生の隣は、私の特等席なんだから!!」…なんて言えたらいいのにと思いながら、遠くから先生を見ていた。
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