淡いピンクのカクテルは、私と彼を甘く誘う~凄腕脳外科医に溺愛されています~
ガラスとマグカップが触れる音と、「あっ」と言う知花の声が重なる。

まだ身体に力が入ったままの彼女の頬にそっと手を添えると、優しく唇を塞いだ。


「んっ……」
「知花、身体の力抜いて」

「……はい」


小さく頷いた知花の柔らかい身体に触れた瞬間、彼女の口から艶やかな声が漏れる。

洋服を脱がすと、知花の白くて綺麗な肌が露わになった。


「知花、すごく綺麗だ」
「あっ……んっ……ダメ」

「〝ダメ〟じゃないだろ?」


少し意地悪な言葉を言ってから、俺は知花の全身をとろとろに溶かしていく。

敏感なところに触れる度に「あっ」と気持ちよさそうな声を漏らす知花。


「知花、いい?」


コクリと、頷く知花。

火照った身体を触れ合わせ、ゆっくりと知花の中を貫いた。


「やっ……待って、ダメッ……」
「知花、可愛すぎだろ……」

「あぁっ……」


俺の腕にしがみつきながら、動く度に声を漏らす知花。

そんな彼女が可愛くて愛おしくて。より動きを激しくした俺は、そのまま欲を放った。


「身体、辛くない?」

「はい」
「優しくできなくてごめん」


俺がそう言うと、知花は首を横に振って否定した。そんな知花のおでこにそっとキスを落とすと、嬉しそうに微笑む彼女。
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