無気力系幼馴染の溺愛ライフ
突然の同居生活開始です⁉
 「私も高校生かぁ…。」

自室でそんなこと呟きながら、届いた制服をあてて鏡を見る。

女子は、ピンク色のブラウス、ブラウンチェックのスカート、キャメル色のブレザー、ピンクのリボン、金色のハートのピンバッジをブレザーの襟につける。確かにこれは誰もが一度は着てみたいと思う制服だ。

「んー、必要なものはこれでいいはずだけど…、大丈夫かなぁ?」

服、必需品、高校で使うもの、ほぼそろっているはず…

特待生に選ばれれば、学費は免除だし、家族に迷惑はあまりかからないから頑張らないと…。

そんなことを考えていると、急すぎない・母親の声が聞こえる。

「りのーん、話があるから、こっちに来てちょうだーい。」

「はーい、今行くねー!」

制服をハンガーにかけ、リビングへと向かう。

するとりのんの母親以外にもう一人女性がいる。

「りのんちゃんこんにちは。」

「みゆきさん、こんにちは!ひさしぶりですね!」

みゆきさん…、この人は私の幼馴染でひとつ年上の、月島(つきしま) (そう)のお母さん。



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