無気力系幼馴染の溺愛ライフ
まぁ、そもそも俺の父さんの会社でちょくちょく手伝いもしてるし、それなりに、というより日本では有数の大企業で、俺がそこに就職することは決定事項だ。

まぁ、入社してすぐに社長というわけではないが、りのんをすぐに養えるくらいの給料はもらえる。

それに、今の家は後々俺の家になる。

まぁ、俺が社長になったら、の話だが。

電車に揺られているうちに星ヶ谷駅まで2駅前になる。

そろそろりのんを起こさなければならない。

「りのん、もう少しで駅つくよ、起きて。」

「んー…、眠い…。」

「遅刻するよ。」

「…やだ、ちゃんと起きる…。」

「ん、偉いね、よしよし。」

「なっ…⁉」

なでなでししたことに驚いたのか、少し顔を赤くしてびっくりしている。

「目、覚めた?」

「う、うん…急に頭撫でられてびっくりしたよぉ…。」

あー、いちいち反応がかわいい。

一連のやり取りをしていると駅についてしまった。





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