無気力系幼馴染の溺愛ライフ
「学校に来た時から噂になってて、気になって声かけちゃったんです…。もしかして迷惑でしたか?」

申し訳なさそうにうつむく彼女はまるで小動物のような幼い子供の様でかわいらしかった。

そう思っている場合じゃない!早く返事しなくちゃ。

「いえいえ!声かけてくれてありがとうございます!1人になってからは不安で不安で…。」

「はわわわ、笑顔もかわいらしいですね!」

彼女はよほどりのんのことが気になっていたらしい。

「私から声かけたのに、自己紹介せずにごめんなさい。私は柊 羽唯(ひいらぎ うい)って言います!
ちなみにクラスはAクラスです!」

にこっとした羽唯はまさにかわいいが似合うような女の子だ。

「私は五月女 りのんです。私も同じAクラスなので仲良くしてくれると嬉しいです。」

りのんが自己紹介を終えると食い気味に羽唯が寄ってくる

「笑顔も素敵だし、名前すらかわいい!みんなりのんちゃんがかわいいから、
あーだこーだ悪口言ってたりする人もいたけど、嫉妬してるだけだから気にしちゃだめだからね!!」

「う、うん。ありがとう。」

「あわわ、急にごめんなさい、私かわいい女の子とかものとかに目がなくて…。」

「ううん、気にしないで、それに同じクラスだし同級生だから仲良くできたらいいな。」

「うれしいよぉ~、よろしくねりのんちゃん!」

「こちらこそだよ!」


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