無気力系幼馴染の溺愛ライフ
おにぎりを一口、お味噌汁を一口。

「おいしい~!」

「だろ?」

奏はふふん、といった感じにドヤ顔をしていた。

「夕飯も俺がとっておきを作るから、りのんは荷ほどきするなり、ゆっくりしてて。」

「え?いいの?荷ほどき終わったら手伝うよ?」

りのんはきょとんなっちゃった

「手伝ってくれるのうれしいけど、今日は俺に任せて。」

奏が任せてっていうときはいうこと聞いてくれない時だから仕方ない…。

「じゃぁ、お言葉に甘えてお願いしようかな。」

「うん、出来たら呼ぶね。」

「わかったぁ!」

りのんはお昼を食べ終えて、自室に戻り荷ほどきを始めた。

夕方になるつれ、荷ほどきも終わりに近づいてきた。

それと同時にキッチンでは奏が夕食を作り始めたらしい。

「いい匂いが部屋まで届いてる。奏は何作ってるんだろう?」

夕食が何か気になりながら、りのんは最後の荷物を片付ける。

日も暮れ、外が真っ暗になり始めたころには荷ほどきは終えていた。

「んー、どうしよう。暇になっちゃった…。でも、夕飯は任せろ言われたし…、うーん」

やることもなく、スマホをいじり始めた。
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