無気力系幼馴染の溺愛ライフ
りのんの最近の趣味は犬や猫などの動物の動画を見ることだ。

「いいなぁ、大型犬とかもふもふしたぁい…。」

思う存分ゴロゴロし、お腹が空き始めた頃

「りのーん、夕飯できたよ~。」

「今行く!」

スマホをベッドに置き、ぱたぱたと階段を下りていく。

ダイニングテーブルの上には豪華な食事が並んでいる。

「わぁぁ、すごいいい匂い!しかも、私の好きなものがたくさん!」

「りのんが今日からここで一緒に暮らすってなったから、りのんが好きなものたくさん作ってみたんだ。たくさん食べていいからね。」

対面で席につき、それぞれ好きなものを皿に盛り付け食べ始める。

りのんは一口食べて

「ラザニアおいしい!」

ほっぺが落ちるような、とろけるような顔で食べている。

「りのんは昔から、ラザニアが大好きだもんね。」

「だってラザニアおいしいもん!」

「ふはっ。」

おいしそうに食べるりのんを見て笑う奏。

「はぇ?」

きょとんとしていると

「りのんがおいしそうに食べてるのかわいいなぁって。」
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