天河と七星
第二章 いっそあなたをわすれたい
結婚パーティーの翌朝。私のスマホにマナからメッセージが届いた。

[七星、大丈夫なの?]
[お騒がせして本当にごめんなさい]
[びっくりしたよ!今度詳しい話聞かせて?もし、トラブルに巻き込まれてるなら相談して。私は七星の味方だからね!]

天河との関係を聞きたいだろうに、無理に聞き出さないところがマナの優しさだ。

私と天河の間にあったことはすでに終わったことだ。
もう、天河に会うこともない。

ありがとう、大丈夫とメッセージの入ったスタンプを送信して私はスマホをしまった。

< 6 / 67 >

この作品をシェア

pagetop