【完結】夢交差に輝き満ちて
「誤解だよ!! 今どき、そんな夢ないでしょ~~~!」
「あはは、だよね~~昭和って感じ~~それか幼稚園児……」
うっ……そこまで言うことある?
私はちょっと泣きそうになった。
喜瀬川君も……そう思うよね……。
「素敵だな! 未来、サイコーの夢じゃん!」
「えっ……」
ばっ馬鹿!!
なんでそんな笑顔なの!?
「お前そんなサイッコーな夢もってたんだな!」
やめてよぉ!
その笑顔……心臓が破ける。
「や……あのその……バカ」
「なんでだよ!? すげーじゃん! 俺には無理だし!」
「ふーん。なんか意味わかんなーいし……」
可愛い女の子が遊びに誘ってくれてたのに、私のそんな夢の話に1人で盛り上がり始めて……その子は呆れてどこかに行ってしまった。