【完結】不死鳥の巫女はあやかし総長飛鳥に溺愛される!~出逢い・行方不明事件解決篇~
行方不明事件発生
桃花と紅緒が暗い公園でスマホを見つけた次の日。
「総長ー!! 総長飛鳥!!」
昼休み。
紅緒達は屋上に集まっていた。
そこに大声で、柘榴がドーンと扉を開けて入ってくる。
「総長総長叫ぶなって……柘榴」
屋上の柵の前の段差に座っていた紅緒が、サンドイッチを食べ終えた。
「スマホの落とし主がわかったって、連絡きたぞーーー!!」
汗を拭きながら、思い切り笑顔の柘榴。
自分のスマホを見せてくる。
「叫ぶな柘榴。そんな報告はすでに全員に来ているぞ」
辰砂が呆れたように、メガネをクイと上げる。
「お姉ちゃんも聞いてるよね? 警察と情報共有してるんだって知ってる?」
「うん、紅緒くんから聞いたよ。すごいよね」
あの後、寮に戻った紅緒はすぐに鳩田という男に連絡をした。
鳩田は飛鳥財閥で『紅刃斬』のサポートチームに属し警察内で勤務している。
一般人に被害が及んだ時は、警察と連携して解決に導くのだ。
今回落ちていたあのスマホは、ただの落とし物ではないとの紅緒にはわかっていた。
「私達チームのSNSグループ内での共有かぁ。すごいわね……って行方不明になったの、紅炎学園高等部の一年生じゃん!」
茜が叫んだ。
確かに所属する学園名に『紅炎学園高等部1年C組』と書いてある。
「本当だ……私達の身近でこんな事が……」
桃花もスマホで情報を見た。
「総長ー!! 総長飛鳥!!」
昼休み。
紅緒達は屋上に集まっていた。
そこに大声で、柘榴がドーンと扉を開けて入ってくる。
「総長総長叫ぶなって……柘榴」
屋上の柵の前の段差に座っていた紅緒が、サンドイッチを食べ終えた。
「スマホの落とし主がわかったって、連絡きたぞーーー!!」
汗を拭きながら、思い切り笑顔の柘榴。
自分のスマホを見せてくる。
「叫ぶな柘榴。そんな報告はすでに全員に来ているぞ」
辰砂が呆れたように、メガネをクイと上げる。
「お姉ちゃんも聞いてるよね? 警察と情報共有してるんだって知ってる?」
「うん、紅緒くんから聞いたよ。すごいよね」
あの後、寮に戻った紅緒はすぐに鳩田という男に連絡をした。
鳩田は飛鳥財閥で『紅刃斬』のサポートチームに属し警察内で勤務している。
一般人に被害が及んだ時は、警察と連携して解決に導くのだ。
今回落ちていたあのスマホは、ただの落とし物ではないとの紅緒にはわかっていた。
「私達チームのSNSグループ内での共有かぁ。すごいわね……って行方不明になったの、紅炎学園高等部の一年生じゃん!」
茜が叫んだ。
確かに所属する学園名に『紅炎学園高等部1年C組』と書いてある。
「本当だ……私達の身近でこんな事が……」
桃花もスマホで情報を見た。