【完結】不死鳥の巫女はあやかし総長飛鳥に溺愛される!~出逢い・行方不明事件解決篇~
アプリゲーム『ふくしゅう鬼ごっこ』
二人が帰ると既に、四天王と茜も揃って待っていた。
「総長!」
「おう、お前ら」
リビングのソファに、紅緒が座る。
全員が、紅緒に注目した。
「鳩田さんから話は聞いてきた。小坂麗子は資産家の娘だ。まぁ学園はそんなのが普通だが……まぁそれなりの令嬢だった。両親曰く、特に悩んだ様子もなく自分からの失踪は有り得ない……とのこと。スマホのロックを解除し、SNSも調べたが確かに悩んだ様子はなかった」
「じゃあやっぱり、誘拐か?」
「昨日の残った穢れを考えると99%、あやかしが関係しているだろう。だけど昨日の黒い霧には人間の怨念も混ざってたな……かなり多めに」
「怨念……」
――小坂麗子は、誰かの恨みをかっていた?――
「あぁ。そしてあの場にスマホが落ちていた時に開いていたのは、アプリゲームということが判明した」
「アプリゲーム……?」
全員が意外な顔をした。
てっきり通話アプリや、SNSかと思っていたからだ。
「あぁ、俺も同じのを入れてみたんだが……タイトルは『ふくしゅう鬼ごっこ』」
「それってどういうゲームだ?」
柘榴が、興味津々で聞く。
「総長!」
「おう、お前ら」
リビングのソファに、紅緒が座る。
全員が、紅緒に注目した。
「鳩田さんから話は聞いてきた。小坂麗子は資産家の娘だ。まぁ学園はそんなのが普通だが……まぁそれなりの令嬢だった。両親曰く、特に悩んだ様子もなく自分からの失踪は有り得ない……とのこと。スマホのロックを解除し、SNSも調べたが確かに悩んだ様子はなかった」
「じゃあやっぱり、誘拐か?」
「昨日の残った穢れを考えると99%、あやかしが関係しているだろう。だけど昨日の黒い霧には人間の怨念も混ざってたな……かなり多めに」
「怨念……」
――小坂麗子は、誰かの恨みをかっていた?――
「あぁ。そしてあの場にスマホが落ちていた時に開いていたのは、アプリゲームということが判明した」
「アプリゲーム……?」
全員が意外な顔をした。
てっきり通話アプリや、SNSかと思っていたからだ。
「あぁ、俺も同じのを入れてみたんだが……タイトルは『ふくしゅう鬼ごっこ』」
「それってどういうゲームだ?」
柘榴が、興味津々で聞く。